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「子どもが使わなくなった電子ピアノ、いくらで売れるんだろう?」場所は取るし、そろそろ手放したい。でも二束三文で引き取られるのは避けたい……そんなふうに思っていませんか。結論から言うと、電子ピアノの買取相場はメーカーとモデル、そして「製造から何年たったか」で大きく変わります。この記事では、ヤマハ(クラビノーバ)・カワイ・ローランド・カシオのメーカー別買取相場の目安を一覧で整理し、査定額を左右するポイントと、少しでも高く売るコツまでまとめました。
電子ピアノの買取相場一覧【2026年・メーカー別】
まずは全体像から。中古市場で実際に出回っている価格帯から整理した、メーカー別の買取相場の一般的な目安がこちらです。
電子ピアノの相場は「CLP-735」「CA49」「LX-6」のように型番単位で動きます。シリーズ名だけだと数万円ズレることもあるので、表を見る前に手元の一台の型番を押さえておきましょう。だいたい次のどれかで確認できます。
- 鍵盤の右奥、操作パネルまわりのロゴ横にある型番の印字
- 本体の裏側(底面)や背面に貼られた品番シール・製造番号のラベル
- 保証書、取扱説明書の表紙
- 購入時のレシート、通販サイトの注文履歴メール
型番と、できれば製造年(ラベルに西暦が入っていることが多いです)まで分かると、査定依頼のときの話が一気に早くなります。
| メーカー・代表シリーズ | 買取相場の目安 | 高値がつきやすい例 |
|---|---|---|
| ヤマハ クラビノーバ(CLP/CVP) | 4万〜10万円前後(高年式の上位機はそれ以上) | 製造5年以内のCLP-800番台など上位機 |
| ヤマハ ARIUS(YDP)/Pシリーズ | 1万〜4万円前後 | 高年式の美品 |
| カワイ CA(コンサートアーティスト) | 4万〜10万円前後(高年式の上位機はそれ以上) | 木製鍵盤搭載の上位モデル(CA701/CA901など) |
| カワイ CN(ベーシック) | 1万〜3万円前後 | 新しめの美品 |
| ローランド LX(プレミアム) | 4万〜10万円前後 | 現行のLX-5/LX-6/LX-9 |
| ローランド HP(据え置き・家庭向け) | 1万〜4万円前後 | 高年式のHP700番台 |
| ローランド FP(ポータブル) | 2万〜7万円前後 | FP-90X/FP-90など上位モデル |
| カシオ Privia PX-S系(高年式) | 1万〜5万円前後 | PX-S1100/PX-S3100など |
| カシオ 年式の古いモデル・入門機 | 数千円〜1万円前後 | 傷が少なく付属品が揃ったもの |
あくまで目安のレンジで、実際の査定額はモデル・年式・状態・付属品、そして売る時期によって変わります(時期のねらい目は「高く売る3つのコツ」で触れます)。同じ機種でも業者間で数万円の差がつくことは珍しくないので、まずは無料査定で「今の値段」を確かめるのが確実です。電子ピアノ以外の楽器もまとめて手放したいなら、楽器買取の相場一覧もあわせてどうぞ。
メーカー別|高く売れる理由と狙い目シリーズ
金額そのものは上の表のとおりですが、大事なのは「なぜそのメーカー・シリーズが高いのか」。理由が分かると、自分の一台がどの位置にいるかを判断できます。再販ルート・海外需要・鍵盤の作りという3つの軸で、代表的な4メーカーを見ていきましょう。
ヤマハ(クラビノーバ・ARIUS)
国内では流通量が多く、中古市場でもよく見かけるのがヤマハです。台数が多いというのは一見不利に思えますが、電子ピアノでは逆に効きます。買い手が多い=業者が仕入れても回転する、という状態なので、再販の見通しが立ちやすいんですよね。しかもクラビノーバは海外の中古需要もあり、国内で売れなくても輸出ルートに乗せられる。この「出口が複数ある」状態が値崩れしにくさの正体です。狙い目は木製鍵盤系を積んだCLPの上位機で、現行のCLP-800番台に近い年式ほど有利。一方でARIUS(YDP)やPシリーズは台数が多いぶん相場が横並びになりやすく、業者間の差もあまり開きません。
カワイ(CA・CN)
カワイの強みは木製鍵盤のタッチ。上位のCA(コンサートアーティスト)は新品価格自体が高いフラッグシップで、「木製鍵盤のカワイが欲しい」と指名で探す買い手がいるため、中古でも上位機と同じ土俵で評価されます。ただしヤマハに比べると流通量が少なく、扱い慣れた業者とそうでない業者の差が出やすいのが特徴。カワイの再販ルートを持たない業者だと安めの提示になることがあるので、CAクラスを手放すなら相見積もりの効果がとくに大きいです。ベーシックなCNは木製鍵盤ではないぶん評価が一段下がるので、まずは自分のモデルがCA系かCN系かを型番で確認しておきましょう。
ローランド(LX・HP・FP)
ローランドはステージやDTMの現場でも使われるブランドで、家庭用と業務寄りの両方に買い手がいるのが強み。プレミアムラインのLXは現行世代がLX-5/LX-6/LX-9で、この世代なら高値が期待できます。ひとつ前のLX700番台も、高年式で状態が良ければしっかり値がつく世代です。ポータブルのFPは現行のFP-90Xが中心で、旧型のFP-90も「持ち運べる本格機」として根強い人気。据え置きのHPは家庭向けの定番で、上位機ほどではないものの安定して需要があります。
カシオ(Privia・Celviano)
カシオは新品の価格帯が手ごろなぶん、中古の相場もそれに連動して控えめになります。ただし薄型のPrivia PX-Sシリーズは軽くて置き場所を選ばず、一人暮らしや初心者の買い替え先として回転が速いカテゴリー。PX-S1100やPX-S3100あたりの高年式・美品なら、想像より値がつくことがあります。逆に年式の古い入門機は台数が多く差別化しにくいため厳しめ。「安いメーカーだから売れないだろう」と決めつけて処分してしまうのは、ちょっともったいないパターンです。
電子ピアノの査定は「製造年数」で大きく変わる
メーカー以上に効いてくるのが製造年数。電子ピアノは電化製品としての性格が強いので、新しいほど有利という原則がはっきりしています。
前提として、買取価格は業者が再販するときの価格から逆算して決まります。そのため状態が良くても、新品価格の1〜3割程度が一つの目安(機種の人気や在庫状況で上下します)。そのなかでも製造から5年以内はいちばん値がつきやすいゾーンで、ここが手放しどきです。10年を超えると価格はじわじわ下がり、15〜20年たつと部品供給の終了などで買取自体が難しくなってきます。
製造から15年以上たった電子ピアノは、部品供給の終了などで買取不可やマイナス査定(引き取り費用がかかる)になるケースがあります。30年前後の古いモデルは、人気の名機でないかぎり値段がつきにくく、0〜1万円程度か引き取りのみの対応になりがちです。なお本記事の金額は中古市場で見かける価格帯から整理した一般的な目安で、実際の査定額は状態・在庫状況・時期で変動します。正確な金額は必ず無料査定で確認してください。
状態と付属品で買取価格はここまで差が出る
同じ機種・同じ年式でも、最後に査定額を分けるのが状態と付属品です。鍵盤に欠けや戻りの悪さがないか、音がすべての鍵盤で正常に出るか、天板やペダルにサビ・傷がないか。このあたりは査定で必ずチェックされます。
そして意外と見落としがちなのが付属品。買ったときに付いてきたものが揃っているだけで、査定アップにつながりやすいんです。次のリストにあるものは、探してから査定に出しましょう。
- 専用スタンド(据え置き型の脚部)・専用の椅子
- 電源アダプター、電源コード
- 付属のヘッドホン、譜面立て
- 保証書、取扱説明書
- 購入時の外箱(ポータブル機の場合)
電子ピアノは大型だから「出張買取」が基本
据え置き型の電子ピアノは40〜80kg前後あり、上位機種になると大人2人でないと動かせないものもあります。自分で店頭まで運ぶのは正直しんどいですよね。そこで定番なのが、スタッフが自宅まで来て査定から搬出までしてくれる出張買取です。査定料・出張料を無料としている業者が多いですが、2階以上からの搬出や分解が必要な場合、クレーンを使うようなケースでは別途費用や条件がつくこともあるため、依頼前に必ず確認してください。予約して待つだけで完結するので、運搬がネックで放置していた人こそ使う価値があります。流れや準備はピアノの出張買取の記事で詳しく解説しています。どの業者に頼むか迷ったら、楽器買取のおすすめ業者比較も参考にしてみてください。
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電子ピアノを相場より高く売る3つのコツ
同じ一台でも、出し方しだいで査定額は変わります。効果が大きい順に3つ挙げます。
1. 複数の業者で相見積もりを取る。これが一番効きます。電子ピアノは業者ごとに得意メーカーや再販ルートが違うので、2〜3社の無料査定を比べるだけで数万円変わることも。とくにカワイCAのように扱える業者が限られるモデルは差が開きやすいです。手間はかかりますが、いちばんリターンの大きい一手です。
2. 売り時を逃さない(早めに動く/需要期を狙う)。電子ピアノは時間が経つほど値下がりする性格の商品。「そのうち」と置いておくうちに、買取可能ラインを割ってしまうこともあります。そのうえで時期を選べるなら、進学・新生活を控えた1〜3月ごろは中古の電子ピアノを探す人が増えやすいタイミング。この時期に向けて在庫を確保したい業者もあるので、狙えるなら年明けから春先にかけてが一つの目安です。ただし数か月寝かせるほどの差が出るとは限らないので、迷うなら早めに動くほうが安全です。
3. 掃除して付属品を揃える。鍵盤や天板のホコリをクロスで拭き、スタンドや椅子、アダプター、説明書をまとめておく。それだけで印象が上がり、査定もスムーズになります。ただし分解や研磨剤の使用は逆効果になりやすいので、表面の清掃までにとどめてください。
電子ピアノの買取相場に関するよくある質問
※本記事に記載した手数料・送料などの条件は2026年8月時点の一般的な内容をもとにした目安です。条件は業者や搬出状況によって異なり、変更される場合もあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
まとめ|相場を知ってから査定に出そう
最後に要点を振り返ります。
- 調べる前にまず型番を確認。鍵盤右奥の印字や本体裏のラベル、保証書でチェックできる
- 買取相場はメーカー・シリーズで違い、ヤマハのクラビノーバ、カワイのCA、ローランドのLXといった上位機は4万〜10万円前後と高値がつきやすい
- 最大の決め手は製造年数。5年以内が有利で、15〜20年を超えると買取が難しくなる
- 状態と付属品でも差が出る。掃除して、スタンドや説明書を揃えてから出す
- 据え置き型は40〜80kg前後あるので出張買取が基本。搬出条件で費用が出る場合もあるため事前確認を
- 一番効くのは複数業者の相見積もり。需要が伸びやすい1〜3月も意識しつつ、値下がりする前に早めに動くのが正解
相場観さえ持っておけば、提示された査定額が妥当かどうかを自分で判断できます。「置きっぱなしの一台」が思わぬ値段になることもあるので、まずは今の価格を確かめるところから始めてみてください。
相場感がつかめたら、あとは実際の金額を出してもらうだけ。眠っている電子ピアノの価値を、無料の出張査定でチェックしてみましょう。

